ことばの教室って、何?
どこかに通うの?
時間は?
放課後に通う塾みたいなものなのかな?と謎ですよね。
本日は私が聞いてきた、言葉教室の疑問についてお伝えしてゆきますね。
ことばの教室がある小学校とは??
- 各小学校に設置されているわけではない
- 塾のように放課後お教室に通うのではないのです
- 親の送り迎えというサポートが必要になってきます
- 言語聴覚士が常駐している小学校に市内の小学生が通う形になるそうです
- 国語の授業1時間分を捨てて、ことば教室の時間にあてます。
- よって、担任の先生との連携も必要になってきます。
教育委員会で決まっている学習カリキュラムがあるそうです。
小学校1年生は○○の授業は何時間分を終了させる事、
というような決まりごとがありまして、
そこの〇時間分を捨てて自分は言葉教室に通うのです。
通うというのは、
言葉教室に割り当てられた時間(例えば国語の授業3時間目を代替する)に、
言語聴覚士が常駐している小学校に送り迎えしなくてはならないのです。
親のサポートありき。親は大変です。休み調整しなくては!!ということになります。
幸い自分の通う小学校にことばの教室が設置されている場合は、
毎回の送り迎えがなくなるのです。ラッキーー!!
教育委員会で決められている学習カリキュラムの必要時限数をこなせないわけですから、
まず、教育委員会の方に、お伺いを立てるのです。
申請書を提出します。
言葉教室にこういう理由で通いたいのですが。
通うことによる本人の願い。親の願い。などを書きます。
そして、この子には通う必要性がある。
と教育委員会で認められた時に、初めて、日程調整されるのです。
発音の種類について
いくつかあるようなので、通知書の文面をそのまま載せますね。
- 省略 語の中の特定の子音が発音されないために、その音が母音だけになる状態(子音の脱落)
例えば:リョコウ(ryoko:)→(yoko:) r の脱落
” ”:ゴハン(gohan)→(goan:) hの脱落
- 置換→特定の子音が他の子音に置き換わった状態
例えば:サカナ→タカナ スイカ→ツイカ センセイ→テンテー
ソラ→トラ キク→チク ケンカ→チェンカ ギター→ジター
トカゲ→トカジェ など
- 歪み 日本語では表記できないようなあいまいな発音。中間音。
〇歯間性構音
舌先を上下歯の間に挟んで発音するため、音が歪む。
サ行タ行ザ行ダ行ナ行ラ行音に多い。
〇口蓋化構音
本来奥舌前舌を使って構音すべき音を、舌の中程(中舌)を使って
発音するもので、構音点の違いから違う音に聞こえるという状態。
カ行、タ行、ラ行に多い。
上記のような症状をお持ちのお子さんが通うところのようです。
指摘されたのにそれらしく聞こえてしまうのは、私たち自身の脳が修正して、
正しく聞こえているように見せかけてるだけなんだそうです。
私の地域では、お教室の先生は2名いらっしゃいます。
しかしながら、言葉教室に通うことが認められた子たちが、
市内から集まるために、多忙なんだそうです。
時限調整が大変でなかなか枠がとれず、
スタートが遅くなることもあるそうですから、
お子さんのためにも、躊躇することなく、
通うことを決断してあげられるといいですね。