支援級か普通級か?6月~夏休み前に下す「我が子の未来」への決断

タイムリミットは夏休み前。悩める6月の葛藤と「前向きな切り替え」

教育相談士からの衝撃的な言葉と、動き出すことで見えた光

「あなたのお子さんは障がい者ですから、障がい者として生きていってください」

かつて教育相談士から、そう宣言されたときは目の前が真っ暗になり打ちひしがれました。しかし、そこから、医師、担任の先生、教頭先生のもとへ話を聞きに行き、ネットで見つけた支援級の経験がある先生、放課後デイサービスの施設長・・・たくさんのプロに自ら話を聞き、動き続けてきました。

動いた分だけ、私の心は前向きに変わっていきました。「支援級への転入はあきらめではなく、この子の可能性を広げ、伸ばすための選択肢なんだ」と、今なら思えます。

2年生の勉強。見えてきたつまずきと、家での宿題のリアル

2年生になり、6月前半。居残り勉強の迎えの際、担任の先生から現状を聞きました。

  • 板書が追い付かない(先生がプリントをノートに貼り付けるだけにする配慮をしてくれている状態)
  • 授業時間内にお直しが終わらない
  • 算数の応用問題が難しい(基礎の計算はできるけど応用になると難しい)

家での宿題もだんだん難しくなり、繰り上がり・繰り下がりの難しい方をやると、簡単な方を忘れてしまったり、眠気があると余計に進みません。

担任の先生に「支援級の見学予約を取りたい」と伝えると「安心しました。この子のペースで進めていくのがいいと思います」同時に、「お父さんも大丈夫ですか?」との確認がありました。(お父さん説得できましたか?という意味です)

夫の思うところは違うのかもしれませんが、普段は文句ばかりで前向きな意見が出てきません。だからこそ、私から言葉で伝えるよりも、自分の目で見て、肌で感じてもらいたい。そう思い、見学と教育相談は2人で足を運ぶことに決めました。

特別支援学級の見学へ。放デイ施設長に教わったみるべきポイント

事前に電話で相談!見学で確認すべきこと

支援級の見学予約までこぎつけたものの、一体どんなことを見聞きしてきたらいいのか?さっぱり分かりません。なので、放デイの施設長に電話でアドバイスを求めました。(ちなみに電話相談も家族支援という項目で備考欄に書いてあったので施設側の加算案件になるんですね、きっと)

  • クラスや先生の雰囲気
  • 勉強の進め方や、力を入れているポイント
  • 個別でどのような授業計画(個別の指導計画)を立ててもらえるか
  • 自分のこどもが、このクラスでイキイキと過ごせるか

これらを意識して、いざ見学当日を迎えました。

授業計画の立て方と、安心のフォロー体制

見学の中で、気になっていた「個別の授業計画をどうやって決めて行くのか」についても説明がありました。

支援級では、毎年4月に先生と親との間でしっかりと面談を行い、その年の学習計画や目標を話し合って決めて行くそうです。この学習計画のタイミングで、どの教科を支援級で学び、どの教科を普通級(交流学級)で受けるかといった具体的な進め方も決めていくとのことでした。これなら親の意向や子供の今の状態を置き去りにされる心配がありません。

さらに「つねづね、連絡帳でこまめなやり取り」をすることで、日々の小さな変化や困りごとも、学校と家庭でリアルタイムに共有しながら進めていける手厚いフォロー体制があることを知りました。

【見学レポ】支援級のリアルな現状と、拭いきれなかった「勉強面」の印象

小人数ならではの手厚い支援体制

学校へ向かうと、新しく赴任された教育相談の先生と教頭先生が会議室へ案内してくださいました。自己紹介をお互いしてから、見学に行くクラスの説明を受けました。

  • クラス構成:3クラス(知的学級2クラス/情緒学級1クラス)
  • 人員配置:担任の先生+支援員2人(手厚い配置)
  • 時間割:学年がバラバラなため、子供ごとに個別の時間割がある
  • 交流学級:普通級に行って共に授業を受ける(子供によっては支援の先生がつく場合も)

6年生の子が分数を教わっている際、先生が可動式のホワイトボードを使って、その子に1対1で個別に教えている姿が印象的でした。少人数だからこその手厚さは、間違いなくメリットです。

支援級の現実:勉強を「削る」ということ

しかし、見学を通して「やはり拭いきれなかった印象」もありました。

  • 知的学級の場合:脳の特性上、進むだけでなく「戻って繰り返す」ことが重視される。そのため、応用より基礎を身に着けることが優先され、結果として普通級の進度からは遅れていく(勉強を一部捨てていく部分がある)。
  • 情緒学級の場合:知的に問題がない子は、普通級と同じ教科書を使って進める。

「普通級に戻ってこられるのは、やはり知的な遅れがない子なのだろうか」というリアルな印象は、どうしても残りました。「その子に合ったペース」先生方が言うと、大変前向きな言葉に聞こえますが・・・・・やはり現実問題 遅れていくのを受け入れる というような印象でしたね。

また、支援級の子たちは、毎日1時間「自立活動」の時間が組まれているそうです。これは、生きるために必要な事を身に着ける時間。日々これだけ手厚く「生きる力」を育てる時間があるのだと知りました。

教育相談での涙。寄り添ってくれた新しい先生の言葉と重み

過去の傷がえぐられる瞬間

見学が終わり、再び会議室へ。

今の困りごとを話す中で、どうしても過去の記憶よみがえります。前回の相談士に言われた「障がい者として生きていってください」というひどい言葉。自分の中では消化したつもりでも、言葉に出すのはえぐり出す感覚で、少しだけ涙が出ます。

夫の沈黙と、それぞれの状況

先生からの「何か質問はありませんか?」という問いかけにも、夫は何も答えることができません。

今回の教頭先生は去年からいるものの、力になってくれた方の教頭先生ではないため、子供のことはあまし詳しく知らない様子。新しい教育相談の先生も赴任したばかりで、引継ぎはあったらしいですが詳しくは知らないと思います。

寄り添ってくれた新しい教育相談士

今回の相談士は寄り添うことができる先生だと感じました。前回の相談士のひどい言葉をめぐって、相手の意図もフォローしつつ、私の心にも寄り添った返答ができる相談士だと感じましたし、何より威圧感がない。大事!

「見学してみて、まずはお家で話し合ってみてくださいね。転入する場合は、手続きを進めていきましょう」

まとめ:我が子が輝ける場所を選ぶために

6月も後半。夏休み前までの決断の時が迫っています。普通級で周りに合わせて必死に背伸びをさせるのか、支援級でその子のペースに合わせた手厚い支援を受けるのか。

勉強面の遅れや、将来への不安など、拭いきれない思いは確かにあります。

だけど今、子供は「「笑顔で行ってきます」」と言って登校しています。

この元気な笑顔を守り抜ける決断を、これからもしていきたいと思います。